閾値電圧

半導体素子
有機EL
一般に、デジタル信号を H(もしくは 1)/L(もしくは 0)信号として検知するのに必要となるしきい値となる電位を指す。有機トランジスタの例では、ゲート電極に電圧を印加すると、ゲート電圧とソース電圧の電位差により、ソース電極から有機層内にキャリアが注入されてチャネルを形成し、キャリアが流れることによる電流が観察される。このチャネルが形成され始める電圧のことを閾値電圧と呼ぶ。閾値電圧は、ゲート絶縁膜と有機半導体の界面に存在する界面準位やゲート絶縁膜内の電荷の影響を受ける。また、有機ELの例では、発光が始まる電圧を指して閾値電圧と呼ぶことがある。

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