昇華精製
Sublimation purification
昇華精製
昇華精製とは、不純物が混入している原料を、物質の昇華・堆積温度の差異を用いて精製する方法のことです。有機半導体の精製方法として重要で、低分子系の有機EL材料などに幅広く適用される精製方法です。
特許を受けた当社独自の昇華精製法により、材料を高純度化いたします。
特許第6432874号、特許第6700515号
昇華精製前後の純度変化を液体クロマトグラフィーによって測定可能です。
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内管の連結方法
当社の内管の連結方式は、内管同士を金属ねじで連結した方式です。この方式では、内管の接続部の隙間が最小限となり、隙間から材料が漏れ出すロスが減るため、精製の収率が高くなります。
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精製装置の外観
当社の昇華精製装置の真空度は10-3Pa台、温度は100~500℃が可能です。昇華管のサイズを変更することで、1回の精製あたり0.1g~5gの処理が可能です。0.1gの少量であっても、材料ロスが少なく精製できることが特徴です。また、複数回実施することで数十グラムの処理にも対応いたします。
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純度評価
昇華精製によって、どれくらいの純度向上が達成されたかは、液体クロマトグラフィーによって評価可能です。精製前のサンプルの純度と精製後のサンプルの純度を測定し、その比較を行うことにより、定量評価が可能です。