バーディーン (Bardeen) 極限

バーディーン (Bardeen) 極限

応用物理・応用化学
半導体物理
金属/半導体界面におけるショットキーバリアにおいて、金属と半導体のバルクでの仕事関数差 ⊿Φ と、両者を接触させた際のショットキーバリア高さを ⊿V としたとき、スロープパラメータ S = (⊿V /⊿Φ) を定義した場合に、界面準位の状態密度が非常に高い時には、電荷の移動があっても、電荷中性準位の位置は殆ど変わらないので、金属のショットキーバリア高さは状態密度の高い界面準位に固定されてしまうため、⊿V = 0 となり、S = 0 である。この極限はバーディーン (Bardeen) 極限と呼ばれる。なお、ショットキー極限の際には、双方の物質のバルクでの仕事関数の差がそのままショットキーバリア高さとなる (⊿V = ⊿Φ) ので、S = 1 となる。

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