インク化

材料
成膜用材料
インク状態にすること。有機半導体を湿式法によって所望の基板上に形成するために、非常に重要度が高い技術である。例えば、導電性高分子をインク化して印刷法でパターンを描画する場合、目的とするデバイスの種類によって要求される解像度や線間距離は異なるが、高次構造制御、膜厚の均一性および基材との密着性はいずれのデバイスも重要である。また、インク化においては、インクの粘度および粘性挙動は用いる印刷法に合致しなけらばならないが、さらに、均一な薄膜を作るには、基材に対する濡れ性がポイントとなる。濡れ性が良ければ膜厚の均一性も良くなる。導電性高分子の印刷法としては、インクジェット法が使用される場合が多いが、インクの基材に対する濡れ性が悪いとドーナツ状にポリマーが析出するいわゆるコーヒーステイン現象が起こる。

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