サイクリックボルタンメトリー
サイクリックボルタンメトリー
評価・解析方法
電気化学評価法
サイクリックボルタンメトリーとは、電極電位を直線的に掃引し、応答電流を測定する手法である。電気化学分野において、最も基本的であり、多用される測定法である。静止溶液中に電極を配し、電位をくり返し掃引した際に流れる電流を測定して得られる電流?電位曲線(サイクリックボルタモグラム、CV)を解析し、酸化還元特性などを調べる測定法である。電位を制御しながら電流を測定できるポテンショスタットに作用極・参照電極・対極を接続し、支持電解質を含んだ溶液に3電極を浸し、一定の掃引速度で電位を増減させて電流値を測定する。電位を負側へ掃引すると還元波が生じ、電位を正側へ掃引すると酸化波が生じ、電位と電流から酸化還元系の標準電位を知ることができる。