フォトニクス
フォトニクス
応用物理・応用化学
光学・色彩工学
光工学のこと。電子(エレクトロン)を扱う電子工学(エレクトロニクス)に対して、光子(フォトン)を扱う工学をフォトニクスとよぶ。光学(オプティクス)を取り入れた電子工学は光エレクトロニクス(オプトエレクトロニクス)という。光は波(電磁波)と粒子(光子)、両方の性質をもつが、その粒子性に着目した研究や技術開発を指す。1960年代のレーザー開発やオプトエレクトロニクス研究の進展以降、注目されている分野であり、光通信、光半導体や光デバイスなど、実用化が進められている技術も多い。とくに、ナノ(10億分の1)メートルの精度で技術開発が行われているナノフォトニクスでは、ナノスケールでの加工や計測、さらにナノ物質など、材料工学の面からも期待は大きい。