ボルタンメトリー

評価・解析方法
電気化学評価法
ボルタンメトリーは、電気化学における分析法のうち、測定する系にかける電位を変化させ、それに応答して変化する電流を計測し、それを解析することにより分析を行う方法の総称である。多くの化学反応は、電子のやり取りを伴う酸化還元反応であり、電圧を印加して反応を進行させることができる。電位を反応の駆動力とすれば、反応速度は電流値で見ることができる。物質の種類によって反応する電位が異なるので、その電位は反応物質の定性分析に利用できる。電流は反応物質の濃度に比例するので定量分析も行える。また、電極表面における化学反応の過程の解析などに用いられる。得られる電流-電位曲線をボルタモグラムという。

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