信頼性試験
信頼性試験
評価・解析方法
信頼性・耐久性試験
有機EL素子の信頼性試験には、駆動寿命と保管寿命がある。駆動寿命は、素子の駆動方法により、定電流駆動、定電圧駆動、定輝度駆動に区分される。素子自体の性能評価には定電流駆動が一般的である。矩形波を有した駆動を用いることもある。保管寿命は、素子を駆動させずに、恒温槽の中で長時間保管した時の寿命である。信頼性試験では、駆動環境条件に関わらず、所定時間ごとに輝度、電圧、電流、色度を測定する。信頼性試験で重要なファクターは、試験開始時の初期輝度、温度、湿度の3つである。初期輝度は、加速係数の算出、焼き付きなどの評価に必要となる。温度データは、温度加速係数や活性化エネルギーの算出に必要である。湿度データは、主に素子の封止耐性を評価する時に用いる。製品に近い素子を評価する際には、そのアプリケーションに合った温度、湿度条件下で試験を行う。