光アンテナ

半導体素子
その他半導体素子
単独の金属ナノ粒子、あるいはナノ(10億分の1)メートルサイズの金属粒子の周期構造は、表面プラズモン共鳴を通じて光を集めたり特定の方向に放出する効果があることから、光に対する微小なアンテナという意味で「ナノアンテナ」と呼ばれている。金属ナノ構造が示すプラズモン共鳴は、光局在化を伴うために光と分子との相互作用効率を向上させるのに役立つと期待されている。ナノ構造の形状によって共鳴波長を可視~近赤外領域で自在に変えることができるため、光アンテナとしての利用を目指した研究が各所で行なわれている。

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