有機メモリ

半導体素子
その他半導体素子
有機メモリは、その活性層の少なくとも主成分が有機物であるものを示し、揮発性・不揮発性の情報保持機能をもつものを言う。有機トランジスタや有機エレクトロルミネッセンス(EL)が実用化され,印刷技術の応用によるプリンタブルエレクトロニクスも現実のものとなりつつある中、有機メモリにも注目が集まっている。安価な不揮発性メモリとして大きな市場性が期待されている。また、有機デバイスの特徴を活かした低コスト無線タグやコンピュータを展望したとき、有機トランジスタと同様のプロセスでデバイスに組み込むことのできる不揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリは必須のものとなる。有機メモリはその構造から分類すると、三端子形(トランジスタ構造)と二端子形(サンドイッチ構造)とに大別される。

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