有機導体

材料
有機半導体材料
電気伝導性をもつ有機化合物および有機錯体のうち、とくに電気伝導度の高い物質。電気伝導度特性が半導体特性をもつもの(温度の上昇とともに電気伝導度が増加)と、金属的特性をもつもの(温度の降下とともに電気伝導度が増加)とがある。電気伝導度の発現は電荷移動に基づく。1954年、多環芳香族化合物の一つであるペリレンを電子供与体とし、ハロゲンである臭素、またはヨウ素を電子受容体とした電荷移動錯体が8Ωcmという電気伝導性を示したことによって、有機導体の研究が開始された。

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