有機薄膜太陽電池の評価方法
有機薄膜太陽電池の評価方法
半導体素子
太陽電池
太陽電池の評価には、基準太陽光スペクトルなどの標準試験条件が規定されている。実際には、疑似太陽光を照射するソーラーシミュレータを用いて太陽電池セルの特性を測定するが、基準太陽光スペクトルを忠実に再現することは困難である。そこで、太陽光スペクトルに近い光源に対して、AM(エアマス)1.5Gのフィルターなどを介することで、極力基準太陽光スペクトルに近づける操作を行う。一方、受光側については、評価する太陽電池と同様の分光感度特性を有する基準太陽電池セルを用い、ソーラーシミュレータを校正した後で、評価する太陽電池の特性を測定する。有機薄膜太陽電池では、特性は電流-電圧曲線で表わされる。評価の指標としては、短絡電流、短絡電流密度、開放電圧、形状因子、変換効率などがある。