熱活性化遅延蛍光

基礎化学・基礎物理
光物性・光化学
熱活性化遅延蛍光(TADF)とは、励起一重項準位と励起三重項準位のエネルギーギャップが小さい分子を発光材料として用い、最低三重項励起状態(T1)から最低一重項励起状態(S1)へ熱的に励起されることで逆項間交差(Reverse intersystem crossing: RISC)を起こし、遅れて生成したS1状態から観測される蛍光である。TADFを応用することで、重原子を用いることなく高い発光量子収率を達成することができるため、有機エレクトロルミネッセンス(EL)を利用した有機発光ダイオード(OLEDs)への応用が期待されている。

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