独立型太陽光発電
独立型太陽光発電
電気工学・技術
エネルギー輸送
太陽光発電のシステムは独立型と系統連系型に分けられる。大まかな分類では、電力会社の電気系統とつながっていないシステムが独立型、つながっているシステムが系統連系型である。独立型の太陽光発電とは、発電した電力をすべて自家消費する仕組みのことで、電力設備が電力会社のものから独立している。太陽光発電は、電力を全て自家消費する場合、電力消費量よりも発電量の方が多くなってしまうことがある。そのため、独立型の太陽光発電では余剰となった電力を蓄えるための蓄電池が必要となる。蓄電池の利用により、発電量の多い昼間に電気を蓄え、発電ができない夜に蓄えた電気を使用することで電力の自家消費が可能となる。そのほかに必要な機器として、日照の強さによって発電量が変化する太陽光発電において、バッテリーへの充電や放電を自動的にコントロールするチャージコントローラーと、太陽光で発電された直流電力を家電製品で使える交流に変換するためのインバーターがある。