真空度

基礎化学・基礎物理
一般物理
容器内の気体はつねに容器の壁を外側に押している。この力が圧力であり、気体の圧力を表すのにこの大きさを用いる。希薄気体の場合にこの圧力を真空度という。真空度の単位は器壁の受ける単位面積当たりの力で表し、Pa、Torr、および bar などが使われる。真空技術で使う圧力は、一般に大気圧に比べて非常に小さい場合が多いので、直接壁に及ぼす力として測定することは不可能なことが多い。そのため、気体の電離、熱伝導などの諸性質の圧力依存性を利用する方法、および分子密度を測定する方法など、種々の方法によって測定される。

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