素子寿命
素子寿命
評価・解析方法
信頼性・耐久性試験
有機EL素子の寿命の指標として、初期輝度の半分になるまでの時間(LT50)がある。素子寿命が非常に長い場合などは、評価効率を上げるために、例えば、初期輝度の80%になるまでの時間(LT80)寿命とする場合もある。製品に近い素子を評価する場合は、そのアプリケーションに合った寿命定義をする。たとえば、照明用途の場合はLT70、ディスプレイ用途の場合はLT95などが、最近では多く使われている。ディスプレイ用途でLT95を指標とする理由は、固定表示をした場合に、発光させた素子と発光させていない素子との間に5%の輝度差が生じてしまうと、例えば全白表示をしたときに焼き付きとして人間に視認されるためである。