色空間

応用物理・応用化学
光学・色彩工学
自然界には色が無限に存在するが、例えば、ディスプレイが表現できる色の範囲は有限であり、色はデータで表す必要がある。物の位置を座標を用いて複数の数値を組み合わせて表すのと同様に、色も複数の数値を組み合わせて表しており、このような色の表し方は色空間、またはカラースペースと呼ばれる。代表的な色空間には RGB があるが、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3つの数値を組み合わせて色を表す。例えば、全ての数値が0の場合は黒色を表す。色空間が表せる色の範囲は色域と呼ばれ、色域は色空間の規格によって決まる。主な色空間の規格には、sRGB と Adobe RGB などがある。sRGB規格では、赤色は(0.64、0.33)、緑色は(0.30、0.60)、青色は(0.15、0.06)の3つの色度座標を三角形の頂点とした領域の色が表わされる。

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