負荷周波数制御(LFC)
負荷周波数制御(LFC)
電気工学・技術
エネルギー輸送
負荷周波数制御(LFC)とは、定常時における電力系統の需給バランスをとるため、系統周波数や連系線潮流の変化を検出して発電機の出力を変化させる制御のことをいう。AFC(Automatic Frequency Control)と呼ばれることもある。LFC は需要変動のうちの主に数分から20 分周期程度の変動成分を吸収している。それより長い周期の変動成分に対しては、EDC による予測に応じて最も経済的となるように、先行的に各発電機の出力が調整される。また、それより短い周期の変動成分は発電機のガバナフリー制御(回転数を一定に保つように出力を変化させる制御)や負荷特性(自己制御性)によって吸収される。