アモルファスシリコン太陽電池
アモルファスシリコン太陽電池
半導体素子
太陽電池
アモルファスシリコンとは規則正しい結晶構造を持たないシリコンのことで、アモルファスシリコン太陽電池はこのアモルファスシリコンから作られた太陽電池。シリコンの結晶構造だけでなく、太陽電池としての構造も結晶系シリコン太陽電池と異なり、結晶系シリコン太陽電池がpn接合型であるのに対して、アモルファスシリコン太陽電池はpin接合型である。アモルファスシリコンは結晶系シリコンと原子の並び方が違う為、エネルギーバンドギャップが異なる(結晶系シリコン:1.1ev、アモルファスシリコン:1.7eV)。また、光吸収係数も異なるため、結晶系シリコン太陽電池が太陽光を吸収するために数百μmの厚さが必要なのに対して、アモルファスシリコン太陽電池では数μmで十分光を吸収できる。このため、アモルファスシリコン太陽電池は結晶系シリコン太陽と比較して1/10~1/100の厚さで良い。