共鳴吸収
共鳴吸収
基礎化学・基礎物理
光物性・光化学
振動子系がその固有振動数に近い振動数をもつ外力を受けると、エネルギーを強く吸収する現象。また量子系では、原子などの物質系がとびとびのエネルギー準位をもっているとき、それら準位間の差に相当するエネルギーを外部から与えると、それを吸収して、その物質系がより高いエネルギー準位に移る現象をいう。吸収スペクトルは共鳴吸収の一例である。物質系に吸収されたエネルギーは、熱エネルギーに変ったり、再び光として放出されたりする。このとき放出される光を共鳴放射、そのスペクトル線を共鳴線という。共鳴線というときは、物質系が直接基底状態に移るときのスペクトル線をさすことが多い。
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