密度汎関数理論

応用物理・応用化学
半導体物理
密度汎関数理論は、電子系のエネルギーなどの物性を電子密度から計算することが可能であるとする理論である。また密度汎関数法は密度汎関数理論に基づく電子状態計算法である。密度汎関数理論は物理や化学の分野で、原子、分子、凝集系などの多体電子系の電子状態を調べるために用いられる量子力学の手法である。この理論では多体系の全ての物理量は空間的に変化する電子密度の汎関数(すなわち関数の関数)として表され、密度汎関数理論という名前はそこから由来している。密度汎関数理論は凝集系物理学や計算物理、計算化学の分野で実際に用いられる手法の中で、もっとも汎用性の高い手法である。

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