無放射遷移
無放射遷移
基礎化学・基礎物理
光物性・光化学
量子力学的体系における定常状態間の遷移で、光子の放出・吸収を伴わないものの総称。分子や結晶内の電子準位については、主として分子振動や格子振動との相互作用を介して遷移が起こる。分子の前期解離や蛍光の消光現象のほか、結晶内の電子と正孔の再結合過程や、π電子系の内部転換や項間交差過程として観察され、一般に励起状態の脱活過程の研究で扱われる。
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