head-to-tail 結合(頭-尾結合)
head-to-tail 結合(頭-尾結合)
材料
集合状態・形態
高分子を構成している単量体が非対称性ビニル型や共役ジエン、1置換芳香環などにおいては、単量体の付加形式により、head-to-tail 結合(頭-尾結合)と head-to-head 結合(頭-頭結合)をもった重合体が生じる。たとえば、非対称性ビニル型単量体 CH2=CHX からなる重合体において、CH2 を単量体単位の頭とし、CHX を尾とすると、head-to-tail 結合は次のように書ける(-CH2-CHX-CH2-CHX-CH2-CHX-)。 一般のビニル重合では、head-to-tail 結合が主体であるが、たとえばビニルエーテルのラジカル重合などでは、成長反応において head-to-head 結合(頭-頭結合)または tail-to-tail 結合(尾-尾結合)が2~3物質量%含まれる。また、停止反応が二分子反応で行われる場合には、そこの結合が tail-to-tail 結合(または head-to-head 結合)となる。
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